鶴屋半兵衛作 江戸おさな大将飾り

確かな技術を持つ唯一無二の女流創作人形作家、女性目線で制作された可愛い五月人形です。
お顔や指の表面は江戸時代からの伝統技法である胡粉塗り仕上げでございます。目は量産タイプの安価なガラスの義眼ではなく、職人が筆一本で仕上げる手書き枠目です。

鶴屋半兵衛作 江戸おさな大将シリーズにつきましてはオンラインショッピングが可能です。なお、花器に活けてある植物は付属しませんのでご了承ください。


作者プロフィール

鶴屋半兵衛

今現在、十九代にもつづく竹中家。先祖は豊臣秀吉公の重臣・参謀として活躍した竹中半兵衛(二代目竹中)。またその子孫には、幕府最後の陸軍奉行であった、十五代目 竹中丹後守重固がおり、その娘である十六代目竹中つるが雛人形製作をはじめたのが、今の竹中雛人形製作所のはじまりです。維新の後、武士から平民になった竹中家の生活を支えるべく三女であったつるは自身の着物の端切れなどを使い雛人形を作っていたといいます。手先の器用さをかわれ、すぐに人形業界から声がかかり、庶民にも普及し当時から評判があったといいます。
そんな長い歴史を受け継ぎ、荒川区指定無形文化財を保持する十八代目 竹中重男も父の竹中幸甫(つるの息子)から雛人形づくりを学び、雛人形製作に励んでいます。また重男の妻である竹中温恵はそんな歴史を大事にしながら、創作人形作家として、二代目の「半兵衛」と十六代目の「つる」の名をとりいれ、「鶴屋半兵衛」の作号にて活躍しています。「伝統の技を生かしながら、今の時代を生きる人にも愛される人形を作りたい」と女性の目線をいかした衣裳づくりと可愛らしいおさな顔の創作人形を展開しています。
そして、十九代目として竹中家を継承していく娘さんに日々、伝統ある技術とその歴史を受け継ぎ、指導されているとのことです。