式正の冠
平安時代に宮廷内で用いられた正式な冠の着け方です。
(現代の冠は現代人にはまげがありませんので当然紐があります)

冠の内部は、右の写真のようになっています。髻(もとどり、いわゆるチョンマゲ)を冠の巾子(こじ、冠の後ろに高くそびえる部分)に入れ、左右から簪(かんざし)を差し貫いて固定しました。簪は笄(こうがい)とも呼びます。
余分な取り付紐がありませんのでお顔がすっきりときれいに見えます。
単に冠を接着剤で接着してあるのではなく、実際に写真のような構造にしてあります。マゲの位置、マゲの穴の位置、巾子の穴の位置を正確に合わせる必要がありますので高度な技術を要します。