逆板(さかいた)

逆板(さかいた)

逆板の役目は主に三つあります。一つは袖の調節機能、二つ目はこの部分を二重にして後ろからの攻撃に対して心臓部を守ること、三つ目は一番大事なことですが後姿をきれいに見せるためです。平安〜鎌倉期の鎧は実用よりもむしろ儀式とか祭典に着る武将の最高のファッションだったのです。(たとえば実用だけだったら鹿韋に絵を描く必要はないし、金物に彫金する必要もないわけです。この時代の大鎧が国宝に多く指定されているのは皮革・染色・彫金など総合的な美術工芸品だからです。)


逆板(さかいた)をあげたところ

写真のように上下に動き袖などの調節をします。また逆板に隠れている部分もきれいに編んであります。


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